【マレーシア植林ワークキャンプ】参加者の声
ブレーンヒューマニティーでは、これまで1000名以上の中高生がマレーシア植林ワークキャンプに参加しています。
今日は参加者中高生の声をご紹介します。
◆「神様ありがとう」(高1女子/兵庫県)
幸せってなんだろう。
自分は何なんだろう。
日本での忙しい日々の中では、そんな疑問が頭に浮かんでくるばかりでずっと消化しきれずにいた。
しかし、このマレーシアでの一週間を経て、その答えがぼんやりと見えてきたように思う。
マレーシア到着の翌朝、ホテルから一歩踏み出した時、日本との気候の違いと時の流れ方の違いを感じた。
ホテルから村に向かう晩の窓の外を流れる景色はどこかなつかしくて、「ああ、帰ってきたんだなあ。」と思ってしまうほどだった。
みんなとは、ほとんど学校が違って遠い存在だったのが、まだ初めましてに近い状態でもマレーシアに一緒に来たことでとても親近感がわいた。
いざ村に着くと村の人達と仲良くなれるのか、ホストファミリーとうまくやっていけるのかと不安が頭をよぎった。
緊張しながら村の人達と握手して、開いてくれた歓迎パーティではステイ先の発表が気になって村長さんの話も頭に入ってこないほどソワソワしていた。
でも、ステイ先の発表の後、ママが私の背中をポンとたたいてくれた時、その緊張は一気にほどけた。
村での生活が始まった。マカンを食べてジャランジャランして村の人と歌った。
植林や草刈りで疲れた日もみんなで騒いだ。
みんなで星を寝ころがって見て、歌っておどった。
毎日いろいろなことがありすぎて、達成感とか幸せとかたくさんのことを感じて、一日分の日記を書こうとするだけでわけがわからなくなってしまった。
そんな日々の中で、私がただ一つ、はっきり言えるのは、心から「幸せ」だということだった。
大変な草刈りも植林も。
不便であるはずの生活も、全く苦に感じることはなかった。
何よりも人の温もりが大きすぎた。
村の人や、日本人のみんなやスタッフさんのことがどんどん好きになって、半分家族のような感覚だった。
この一週間で、たくさんのことを感じ、私は“幸せ”と“自分”を知ることができた。
今、そのときのことを思い出して涙が出ているのが、これまでの私からしたら信じられない。
ここまでこられた奇跡と、お世話になった人達に感謝の気持ちでいっぱいだ。
全部まとめて、「神様ありがとう。」