TSU・NA・GI

●ポレポレで行こう 16

気が付けば社会人として半年。慣れたとはいえ、自分のふがいなさにへこむときもしばしば。そんな時先輩のこんな話を聞き、勇気付けられたのでご紹介しましょう。
人が壁にぶつかったとき、人は自信を無くし止まってしまいそうになります。しかし、壁にぶつかるというのはその人に壁を乗り越える力がついたからだというのです。どんなに時間がかかっても克服できる力と準備ができたから目の前に見えてくるものだと。
孫悟空は釈迦の手のひらに居ることにさえ気がつかずに、全能だと思っていました。それは今の自分に甘んじて、次のステップに辿り着かなかっただけ。
だから壁にぶつかった時は自分を誉めてあげましょう。超える力がついたのですから。あとは自分を信じて動くのみ…。

特定非営利活動法人ブレーンヒューマニティー
元HEP事業部副事務局長・HEP講師
志水麻衣子

TSU・NA・GI第3巻第4号(2001/12/1発行)より