高校生の海外環境ボランティア「高校生マレーシア植林ワークキャンプ」
キャンプ・不登校支援・家庭教師・海外ワークキャンプ・国際スタディーツアーを行う大学生ボランティア主体のNPO法人BrainHumanity
連絡先
インフォメーションセンター
078-843-8849
(平日・土曜9時〜18時)
mailはこちらから
企画概要
高校生マレーシア植林ワークキャンプ2006夏
日 程
   @06/8/15-06/8/22
   A06/8/22-06/8/29
対 象
   高1〜高3
参加費
   172,200円(税込)

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申込方法
所定の申込書に必要事項を記入押印の上、BrainHumanity事務局までご郵送ください。
06/6/12(月)午後9時必着

申込書のダウンロード
(PDF形式、47KB)


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目的
■「生活の代償」
 現在世界中で毎年約1680万ヘクタールの森林が伐採されている。これは日本の面積の約40パーセントにもあたる。何故このような事態に陥ったのだろうか?日本にも大きな責任がある。
 ここに一例を挙げよう。日本の熱帯木材貿易の歴史は古く、1950年に初めて熱帯木材の輸入がフィリピンとの間で始まった。その後、フィリピンは森林資源の枯渇から輸出量が減少し、1986年には丸太輸出は完全に禁止された。過剰な伐採の結果、今やフィリピンは、木材輸入国に転じてしまっている。その後の日本の輸入先は、マレーシア・サバ州等に移った。さらに、1980年前後に増大したのがマレーシア・サラワク州である。1980年代後半には、日本に輸入される熱帯木材の9割前後が、マレーシアのサバ、サラワク両州からのものとなった。熱帯林問題が世界的に関心を集め始めたこの頃、世界の熱帯木材貿易の約半分を日本が輸入しているということが注目され、熱帯林の破壊国として世界中から非難を浴びることになった。2003年度のデータを見ても、日本の熱帯林の輸入先の47パーセントはマレーシアに依存しているのが現状である。
■教室を飛び出して
 このワークキャンプの目的を一言で語るのは難しいが、大きく2つに分ける事が出来るだろう。1つは環境問題に取り組む事。今回はゴムの木や果樹を植え、自分達の植林がどういう意味を成すのかを考え、国際的な問題である”環境”について考える。また材木工場の植林プロジェクトのお手伝いなどを通して、木を切る側の実状を学ぶ。「木を切るな」という意見の裏側で、世界には木を切らなければ生活できない人がいる現実を知ってほしい。
■”何か”を掴む為に
 もう1つの大きな目的は、参加高校生が”何か”を掴み、帰国する事だ。環境問題に取り組みたい、国際問題に興味がある、自分の将来について考えたい、自分に何ができるか試したい、大学生や年の違う人と関わりたい、違う高校の人と友達になりたい、何か日常が物足りない、自分を見つめ直したい、熱い事がしたい、ホームステイをしてみたい、外国に行きたい、ただ、なんとなく。そんな高校生一人一人がこれから成長するためのきっかけを作る事も、このワークキャンプの大きな目的の一つだ。