みおつくしの鐘
「みおつくしの鐘」ってご存じですか。
成人の日になると関西では新成人たちが鳴らす映像が流れるあの「鐘」です。
成人の日になると関西では新成人たちが鳴らす映像が流れるあの「鐘」です。
関西以外の方にはあまりなじみがないかもしれません。
みおつくしの鐘は大阪市役所の最上階に設置されているのですが、今日はたまたま大阪市役所の講演で、その会場がみおつくしの鐘の真ん前でした。
実はこの鐘は昭和30年に夜中に徘徊したり夜遊びをしたりする青少年を減らそうと、毎日夜10時になると鐘の音を鳴らすという「愛の鐘」運動によって作られたものなんです。
市内の婦人団体が中心となり募金を集め、鐘の音を鳴らすための装置とともに、この鐘を製作しました。 この鐘にはこんな銘文が刻まれています。
鳴りひびけ みおつくしの鐘よ
夜の街々に あまく やさしく
”子らよ帰れ”と
子を思う母の心をひとつに
つくりあげた 愛の この鐘
昭和30年のこどもの日に
大阪市婦人団体協議会
昔から市民からの寄付や募金で様々な施設などが作られてきた民都・大阪。 あの大阪城天守閣の再建も寄付によってまかなわれています。 その底力を感じます。(のじま)