肯定的に捉えること
大人が子どもを急かす時に、
「10,9,8,7,6,5,4,3,2,1,0 はいおしまい~!」
なんて、よくあるじゃないですか。
「〇〇くんが1位!〇〇ちゃんが2位!」
ていうのも、よくあるじゃないですか。
保育所の先生は、子どもたちにむかって
そんなカウントダウンをしないそうです。
子どもたちに順位もつけないそうです。
「時計の長い針が4のところまでに
食べ終わったら金メダルね!
時計の長い針が6のところまでに
食べ終わったら銀メダルね!」
「20まで数えるから、
20までにできるようにがんばろうね!」
と、保育所の先生は日常生活で
子どもたちを肯定的に捉えるよう
心がけて関わっているそうです。
ほかにも、
食が細い子には、その子どもに合わせて
給食は食べる前に少し減らしておくそうです。
「食べきれなかった。残した。」よりも、
「ぜんぶ食べられた!」のほうが
当たり前に達成感を味わえます。
決して目標設定を低くしているのではなく、
子どもたちが自分に自信が持てるような
そんなサポートをしてあげているのです。
子どもたちはできないことが多いです。
できなくて困るのは大人ではありません。
本当に困っているのは子ども自身です。
「困った子」と捉えるのではなく、
「この子ができるようになるには、、」と
考えることが大切だそうです。
そうサポートするのが、
保育士のいちばん重要な仕事だそうです。
肯定的に捉えること。
子どもたちと関わるときも、
普段、大人と関わるときも、
いつでも大切なことなのかなと思います。
いつもそう意識できれば、
相手のことを考えられ、
お互いが尊重し合えて、
いい人間関係ができるのかなあと思いました。
にいみ