自分の全盛期
今週僕の大好きなサッカー選手が1人引退をした。
サッカーをしている人もそうでない人も一度は聞いたことはあるであろう「川口能活」という名前。
自分の小学校時代にやっていたゲームでもそうだし、ベスト日本代表でも不動のGKであった。
川口選手といえば、マイアミの奇跡だと誰もが言うかもしれない。
その時の川口選手は本当に神がかっていて、当日歴代最強と言われていたブラジル相手に28本のシュートを全部ブロックした。
ただ、個人的に一番好きで発狂したのが、アジアカップの日本対ヨルダンの一戦・・
PK戦までもつれた試合は、2本連続で外した絶対絶命の試合を川口選手一人で覆した試合だった。
これは絶対に後世まで残したほうがいいと思う。テレビで見ていて一番発狂したのを覚えている。
小学校からずっとサッカーをやっていて、正直GKは外れのポジションだった。
やる前にいつもじゃんけんをして、負けた人がGKをやる。
でも実はものすごい重要なポジションで、そんなポジションをずっとやっている川口がいつか神的存在に思っていたのかもしれない。
そんな川口選手が引退会見で話した内容。
「自分が代表であるいはJ1でプレーしていた時の川口能活は過去のものなのです。」
「会場の写真を見て、会見の前に実は泣いていたんです。これだけ多くの方が来てくれると思っていませんでした。自分にとって川口能活というのはこの1.2年なんです。」
あたり前のこともかもしれないが、自分の一番いいときを知っている、全盛期を自分で理解していることはとても大事なんだと思う。
自分の時はこうだったよと事実だけならいいが、「昔はよかった」と評価をつけられると何となく信頼できなかったりしてしまう。
客観的に見て自分の良い時を知っている川口選手のすごさが伝わる瞬間だった。
だからこそこれだけ長い間、Jリーグーで日本代表で世界で活躍できたのだろう。
BHでも同じかもしれない。全盛期があるのかはわからないが、
学生が全盛期だとすればもう引退を迫られた選手に違いないだろう。
学生がもっと全盛期で活躍してほしいし。そこに尽力したいと思う。
川口選手、お疲れさまでした。
(片岡)