コミュニケーションの摩擦
最近、EG(エマジェネティックス)に興味をもっています。
■EGとは?(以下、引用)
エマジェネティックスでは人の特性は、 生まれもった遺伝的要素と成長していく過程での人生経験により形成されている と考え、これを脳科学の理論と40万人以上の統計で分析しています。
エマジェネティックスは4つの思考特性と3つの行動特性を表すエマジェネティックスプロファイルを通じて人を理解していきます。 このプロファイルを活用することで、個人や組織のコミュニケーション能力を飛躍的に向上し、自己理解、組織理解へと深めていきます。
(ここまで)
簡単にいうと、人の個性というのはその人の数だけあるので、ほぼ人と関わることが仕事のすべて?である自分としては、できるだけその人に合った方法を見つけたいと思いながら人と接しているわけですが、なかなかうまくいかないことも多いです。
アドラー心理学によると、人が抱える「悩み」のすべては人間関係に帰属すると言われるぐらい、人と人とのかかわりはいろんな摩擦を生みます。
そのときはわからなくても、後からよくよく聞いてみたり話してみたりすると、「あ、そういうことだったんだ」「そんなこと考えていたんだね」ということは実際仕事をしていても多いです。
じゃあ、先に話をしておけよ。コミュニケーション不足だろ。と言われるとそうなのですが、
僕の仕事は「人と関わる」ことを通した仕事であって、「仲良くなる」「関係をよくする」ことだけが仕事ではないので、そればかりに気を取られていると肝心な仕事が進みません。
とはいえ、重要だしそれなしでは仕事にならないので軽視できない。
しかし、あまり多くの時間をかけられない。
そうなると、ある程度は人をジャンル分けしてマニュアル化し、「傾向」と「対策」で勝負するしかないという結論に至ったわけです。
そんなときに目にしたのが「EG」です。
EGでは4つの思考特性と3つの行動特性からその人をプロファイリングしていきます。
■4つの思考特性
・分析型
・コンセプト型
・構造型
・社交型
■3つの行動特性
・自己主張性
・自己表現性
・柔軟性
それぞれの説明はまた改めてと思いますが、実際にこれを導入している企業もあるとのことです。
社員全員のプロファイルを公開し、全員が見れるようにする。
それぞれの思考特性に対する事前理解があれば、お互いのプロファイルを見せ合ってから仕事をすることで、コミュニケーションが円滑になるとのことです。
もちろん、最終的には個別対応なのでこれだけで人を判断するのはよくないので、あくまで参考まで。
例えば…
○他人から説明されるときは、
・データや根拠を交えてほしいのか
・思いを伝えられるほうがいいのか
○他人から何か頼まれるときは、
・一つひとつ手順を明確にされたほうがいいのか
・成果や最終アウトカムだけを共有されて、プロセスは自分にまかせてもらうのがいいのか
みなさんはいかがですか?
よくよく考えると、コミュニケーションの摩擦というのは、
・自分が相手に無意識に求めている理想
・現実の相手の姿
そのギャップなんだろうと思います。
いま自分が考えていることや物事への興味関心とか、思いの強さとか、今日の体調とか?いま何が食べたいとか?
が、自分の目の前に表示されて、周りが可視化できれば少しはそういう摩擦は減りそうな気がします。
(別の新たな摩擦が生まれそうな予感もしますが・・・)
来月、EGの研修が神戸で開催されるので、受講してみようと思います。
どうやら、自分のプロファイリングもしてくれるようですので、そちらもまた追って公開します。
(ふくい)