神戸龍谷高等学校 山崎先生
2022年9月〜11月に、神戸龍谷高等学校で探究プログラムSeekerを実施させていただきました。
今回は、2019年より総合的な探究学習に関わらせてもらっている神戸龍谷高校の山崎先生に、本プログラムを実施した経緯や授業の様子をお伺いしました!
Seekerを実施されたきっかけは何ですか?
新しいコースが4年前にできて、課題探究の授業をしていく中で、新しい取り組みをしていこうと思い、大学生と高校生との連携が何かできないかということで、カタリバというのを聞いてやらせてもらったのがきっかけです。
大学生と連携して課題探究の授業もしていると聞いたので、やってみようかなと思い実施しました。
「大学生と」という言葉があったと思うのですが、大学生に期待をされている点はありますか?
僕らは生徒とやはり歳が離れているので、同じような内容のことを言っていたとしても、「先生が言っていることだから」で聞き流されることがあるかなと思います。
歳が近い大学生がフレンドリーに話してもらう中で、実際に世の中ではこういうことが起きているんだよって話をしてくれる方が、やっぱり子どもたちの心に刺さるかなと。そこが1番ですね。
Seekerを導入した経緯をお聞かせください
3年の1番最後に卒業発表を1人1つ行います。今回実施したのは2年生なので、今のうちに資料を作成したりインタビューする力を身につけておいてほしいなと思いました。
また、今は2年の3学期にある大きな発表会に向けて準備しているので、生徒の活動の質を上げたい、そのためにたくさん人手があった方が手が行き届くし、いろんなアドバイスができるので、探究自体のレベルを上げたいと思い実施しました。
実際にseekerを導入してみて、生徒さんの反応はどうでしたか?
生徒によりますけど、いろんなことを知りたい聞きたいという生徒は、「仲良くなれた」ということをよく話してくれます。
普通に座って授業を受けるよりも、「今日〇〇さんが来てくれるんだ」って楽しみに思ったりだとか、子どもたちにとって、週に1回のわくわくや飽きさせないものがあるのは大きいのではないかなと思います。
実際に生徒と会話する中で話がでてきたり、生徒の意欲に繋がってくるので、そういうところはすごくいいなと思いますね。
Seekerでは、毎回スタッフ同士や先生方と生徒との関わり方について話し合いを行っています。スタッフも試行錯誤をしながら関わっていたのですが、スタッフの対応はどうでしたか?
慣れている人と慣れていない人がいらっしゃったと思うのですが、回数を重ねるにつれて積極的に話しかけてくれていました。今回は9回の実施でしたが、最初と最後の授業の印象はだいぶ変わりました。
課題探究であれば、子どもたちが自分たちで主体的に取り組むために、あまり関わらない方がいいんじゃないかなと思っていた方もいらっしゃったと思うのですが、回数を重ねていくうちに子どもたちに応じて対応を変え、積極的に話しかけるようになっていた印象でした。
最後の授業の時に大学生たちから感想を聞いた時に、僕たちは自分の生徒のためでもありますけど、大学生が1つの機会として自分のこれからに繋げてもらえる事も嬉しいことなので、前向きに取り組んでもらえる学生が多いのは助かりますね。
探究プログラムSeekerは、先生方とご相談をさせていただきながら、生徒が自分で悩み考え、一歩踏み出そうとする姿に大学生スタッフや探究コーディネーターが伴走します!
生徒にとってより良い探究の授業を目指しませんか?
私たちBrainHumanityでは、山崎先生がSeekerを実施するきっかけとなった、高校生の意欲を引き出すことを目指す「関西カタリバ」という授業も実施しております。
探究授業の導入として、関西カタリバを実施させていただいている学校様もございます。
ご興味がある方は是非ホームページをご覧ください!