能登半島地震 活動報告
公益財団法人日本財団様からのご支援を受け、ブレーンヒューマニティーでは、2024年2月1日から2024年3月31日まで石川県七尾市を中心に能登半島地震で被災された方や事業者の方の支援をおこないました。
■活動日程
2月1日から2月3日、2月7日から2月9日、2月14日から2月16日、2月21日から2月23日、2月28日から3月1日、3月20日から3月22日、3月27日から3月29日
■活動概要
当法人職員および大学生ボランティア数名とともに、石川県七尾市に赴き、能登復興支援ネットワークと協力し、避難所のアセスメントや被災された事業所での活動、被災された家屋の整理をおこないました。
■活動内容
2/1 石川県七尾市 職員1名 スタッフ3名 避難所のアセスメント
2/7 石川県七尾市 職員1名 スタッフ3名 避難所のアセスメント
2/14 石川県七尾市 職員1名 スタッフ2名 避難所のアセスメント
2/21 石川県七尾市 職員1名 スタッフ3名 被災された事業者様の手伝い等
2/28 石川県七尾市 職員1名 スタッフ3名 被災された事業者様の手伝い等
3/13 石川県七尾市 職員1名 スタッフ2名 被災した家屋の整理 等
3/20 石川県七尾市 職員1名 スタッフ2名 在宅避難者訪問 等
3/27 石川県七尾市 職員1名 スタッフ3名 被災した子どもとたちと外遊び 等
■事業報告
【避難所アセスメント】
能登半島地震で被災し、避難所に被災された方を対象に避難所にお邪魔し、家屋の倒壊状況や現状の困りごとのヒアリングを行いました。
【被災された事業者様のお手伝い】
能登半島地震で被災された事業者様の事業再開に向けた支援や継続事業のお手伝いをおこないました。
【被災した家屋の整理】
被災されたご自宅の瓦礫撤去や荷物整理をおこないました。
【子どもたちと外遊び】
避難所等で過ごす子どもたちと外遊びをされている団体と連携し、子どもたちの外遊びの支援をおこないました。
■参加した学生たちの声
〇大学4年生
日々情報が更新されており、情報過多だなという感覚です。今、何が正しいのかが現地の方も我々も分からなくなります。そのためお話をする際も、自分自身が分からないことに関しては、適当なことを言って誤った情報を発信してしまわないように気をつけていました。あとは、回数を重ねていくとやはり”慣れ”が出てきますが、お話をする際は常に自分自身のリアクション(反応や相槌)に注意を払うことも意識していました。ただ、自分たちが想像していたよりも被災者の方はパワフルな人も多く、我々がパワーをもらうことも多々ありました!辛い事実を目にすること、耳にすることもありますが、全てを悲観的に捉えるのではなく、少しでも前を向けるように、そして具体的に状況が前に進むことができるようなお手伝いができれば良いのかなと思いました。
現地の方は今後住まい等をどうしたいかまだ決めきれず、漠然とした不安や現状の七尾市の対応に不満を持っている方が多くいらっしゃいました。
〇大学2年生
最初は被災者でない私たちが行って迷惑ではないかと言う気持ちも持つかもしれないですが、被災者の方の普段言えない不安な思いを聞くこと、支援ボランティアとして市役所が出している情報をできる限りお渡しすることなどで、心に少しでも寄り添うことが今の被災地で必要だと感じました。
〇大学2年生
活動をする前は、復興支援というと、瓦礫撤去などのイメージが強かったのですが、実際は、それだけではなく本当に沢山の支援の仕方があるのだなと思いました。
私は普段子どもたちと関わる活動を中心にやらせてもらっているのですが、いつも見ている子どもたちも今回出会った七尾小学校の子どもたちも元気いっぱいで、友達想いで、全力投球な姿は変わらないのだなと思い、子どもたちの持つ偉大な力に改めて気付かされました。
また、今回、他の大学生やボランティアさんとも関わる機会が多く、新たな考え方や価値観と多く触れることができ、刺激をもらえました。
【助成】公益財団法人日本財団