やっぱり仕事には「やりがい」って必要ですか?
やっぱり仕事には「やりがい」って必要ですか?
先日某大学でお話をさせていただいていた時に受けた質問だ。
仕事をする上でなにが大切かはその人が決めることだと思う。
仕事をする上で大切なものとは非常に主観的なものだと思う。
「安定」も「収入」も「やりがい」もすべてあればいいと思う。
ただ、そうすべてを満たせるほど世の中が都合がよくないのでどれかを選ばなければいけないのだろうと思う。
私はたまたま働いてみて「安定」や「収入」よりも「やりがい」を選択した。
そしてその選択に対して満足している。
重要なのは「私が自分でそれを選択した」ということのように思う。
自分で決めて今の仕事をしているかどうかが最重要だと思う。
残念ながら日本は新卒採用の時に自分で仕事を決める裁量が少ない。
新卒の就職なんてクジのようなものだと思う。
いくつもエントリーしてたまたま当たった企業から就職する企業を選ぶ。
大学生の就職における選択肢は極めて少ないように思う。
だから就職して、仕事がわかって、それから転職というステージで自分の仕事を改めて選択をする。
企業はインターンという手法で大学時代から仕事がわかるということにアプローチをしている。
しかしながら大学時代を自分で選んだ活動ではなく、これから40年も働くプラスアルファに使わないといけない現実がある。
仕事に「やりがい」は大切か?
この答えは否である。
ただ1つだけ追記したいことがある。
いろんな事を経験して天秤にかけて欲しいと思う。
だから私はBHが合わなくて遠ざかった人に対してそこまでネガティブなイメージはない。
それはあくまでも自分の選択をしたというだけなのだから。
彼からに選んでもらえなかった我々に問題があるのだから。
正解か不正解かはその人だけに許された選択の権利であると思う。
ただ、その選択には常に覚悟と決断を添えてなければ成り立たないと思う。
誰かに選ばされるのではなく、自分で選択する。
ただ、その選択をするためにだれかに選ばされている状態も重要だとも思う。
松本