子どもの貧困に対する取り組み

生活保護世帯等の子どもへの支援

 BrainHumanityでは2009年に中長期ビジョン"vision2015"をとりまとめ、その中で「限られた子どもから、すべての子どもへ」をキーワードに新たな事業を行っていくこと方針を定めました。
 長期にわたる経済状況の低迷などにより子どもの貧困は我が国の中でも大きな問題となりつつあります。すでに我が国では7人に1人の子どもが貧困の状態にあると言われ、「子どもの貧困」は決して海外だけの問題ではなくなってきています。
 私たちは現在、下記のような事業を行い、貧困の状態にある子どもの支援を行っています。

■学校外教育バウチャーの提供

 2009年から経済的な理由によって塾や予備校、スポーツ教室、文化教室などの学校外教育を受けることのできない子ども達に対して、それらの学校外教育機関で使用することができるクーポン券(学校外教育バウチャー)の提供を行っています。
 この活動は2011年度に発生した東日本大震災被災地でも展開され、200人近くの被災した子ども達にもバウチャーの提供を行っています。
 これらの活動は2011年に当法人が新たに設立した一般社団法人チャンス・フォー・チルドレンが行っています。

一般社団法人チャンス・フォー・チルドレン公式サイト
Chance for Childrenページ(旧サイト)

■大阪市塾代助成事業試行実施運営事務局

 2012年度から大阪市が実施している塾代助成事業の運営事務局を一般社団法人チャンス・フォー・チルドレンが凸版印刷株式会社様と協働で受託しています。
 この事業は、大阪市西成区で就学援助等を受ける世帯の子ども達に塾等で使用できるクーポン券(学校外教育バウチャー)を提供しようとするものです。
 一般社団法人チャンス・フォー・チルドレンではこの取り組みが全国の自治体で行われるよう学校外教育バウチャーの導入支援なども行っています。

大阪市塾代助成事業運営事務局ホームページ

■生活保護世帯の子ども向け学習支援

 BrainHumanityでは各自治体が厚生労働省の「生活保護受給者の社会的な居場所づくり支援事業」等の一環として、生活保護世帯向けに行っている学習支援事業などを受託して行っています。当会は1994年から子ども達に対する学習支援事業を行うとともに現在、700人を超える大学生ボランティアが主体的に活動を行っています。
 これまでの学習支援のノウハウや貧困世帯の子ども達に対する支援の経験、そして豊富な大学生ボランティアの活用により、効果的な学習支援事業を行うことが可能です。
 同時に今後、それらの事業の導入を検討している自治体等への導入支援や企画提案を行っています。

神戸市被保護世帯向け学習支援事業

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特定非営利活動法人ブレーンヒューマニティー(担当:奥野)
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