活動記録 |
Walking on the Railway行われる‐8キロの試練‐ 5月21日に、子ども28名、大人46名で、旧福知山線の廃線跡を歩いてきました。前日の大雨が嘘のように、空は晴れ渡り、歩くのには絶好の天候となりました。天気が良いと自然とみんなの顔も笑顔でいっぱいで、ほんとうに楽しい1日となりました。 ところで、このイベントを説明するのによく、映画「Stand by me」のような、ということを言ってきました。子どもが線路を歩き冒険するという映画です。旅の途中で色々なアクシデントが起こるのですが、子ども達はみんなで力を合わせてそれを乗り越え、最後にはゴールするのです。あんな冒険にあこがれた方もいらっしゃるのではないのでしょうか。 このイベントの当日も僕は度々、「Stand by me」について考えたことがありました。映画の内容についてもそうなのですが、大半は「Stand by me」ということばそのものについてです。「そばにいてほしい」という意味に日本語ではなると思います。 なぜ、こんなことを考えていたのかといいますと、そばに誰かがいるだけでひとは色々なことができるのだなぁと思ったからです。誰かがいれば人は会話することができる。手をつなぐことができる。一緒に遊ぶことができる。そして支えあうことができる。「誰かがいてくれる」それはすばらしいことです。大きな壁にぶちあったったり、つらい経験をして落ち込んだりしても、それを誰かに打ち明けると、身体は軽くなり、心は安らぎます。手をつないだり、一緒に遊んだりすると、体の中からパワーがあふれだし、元気モリモリになります。人は支え合って生きているのです。 子どもはリーダーが駄目だと言っているのにも関わらず、走り回ります。リーダーは「アカン」と言って注意します。でも、子どもは走り回ります。再びリーダーは注意します。やっぱり子どもは走り回ります。それでもやっぱりリーダーは注意するのです。こんな様子を見ていたら心がポッカポカに温まりました。 そばに誰かがいる、友達がいる、家族がいる、ほんとうに全員がかけがえのない宝物なのです。 「Stand by me」を聴くと今でも5月21日のことが鮮明に思い出されます。みんなの笑顔がひとりずつスライドのように出てきます。太陽の光、時折そよぐさわやかな風、みんなと過ごしたあの時間、本当に最高の1日でした。 最後にひとことだけ。「みんなほんとうにありがとう。みんなに会えてよかった。」 |
(Walking on the Railway実行総責任 田村 明敏) |