活動記録 |
これからの『教育』を考えるシンポジウム 当会は2000年6月4日、西宮市上ヶ原一番町の関西学院会館レセプションホール「光の間」にて、当会法人格取得を記念し、不登校児を対象にしたフリースクールなどを含め、幅広く教育について考えようという試みで、「これからの『教育』を考えるシンポジウム」を開催した。 このシンポジウムへは、関西学院創立111周年記念事業委員会、文部省、兵庫県、西宮市、兵庫県教育委員会、西宮市教育委員会の後援が、西宮商工会議所、西宮青年会議所、松下電器産業株式会社の協賛があり、幅広い協力の下で実現したものである。 北村義博氏による光と音の総合芸術であるフィーリングアーツで、「心の癒し」を体験した後、民間で独自の教育プログラムを実践、研究している方々(北村義博氏、炭谷俊樹氏、長尾文雄氏、馬場一郎氏)や国政レベルでの教育改革の牽引役である文部省大臣官房政策課長の寺脇研氏を招いて、パネルディスカッションが行われ、市民ら約200人が熱心に耳を傾けた。 パネルディスカッションでは、不登校児やLD(学習障害)児と呼ばれる子どもと接する中から引き出された課題や、受験重視の従来型の教育の問題点について各パネリストが発言し、活発に意見が交換された。 パネルディスカッションに続いて、寺脇氏による、これからの『教育』のあり方につき、文部行政の話も交えながらの講演が行われた。 シンポジウムを通し、子ども達の選択肢の多様化につき、国政レベルでもその必要性が言われ、また同時に地域の中で実体を伴った動きが現実にあるということを体感していただけたのではないかと考える。
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(シンポジウム 実行委員長 川中 大輔) |