活動記録 |
5月13日(日)晴れ渡る空の下滋賀県の高島町というところで田植えをしてきました。集合が朝7時にJR大阪駅ということで子ども達は寝ぼけ眼でやってくるだろうとの予想に反して朝から元気一杯、エンジンフル回転といった感じでした。聞くところによると、朝3時に起きたという子どももいたということで、彼らの体力には本当に驚かされました。 さて、今回のイベントでは大きく分けて三つの楽しさを子ども達に感じてもらおうと思いました。 まず1つ目は、田植えの楽しさです。 泥の中に足を入れ、苗を一つずつ手で植える。これ自体は単純な作業です。しかし、苗を次の場所へ植えに行こうとした瞬間、足は泥の中で思ったようには動かず身体はよろめいてしまいます。なにくそと思って足を動かそうとしてもやはり足は思ったようには動きません。やがて、ある程度慣れてきてスムーズに苗を植えられるようになると田植えが楽しくて仕方なくなります。もう、この楽しさを止められることはできません。苦難を乗り越えた後の快感というものは何ものにも変えることはできません。 2つ目は初めて出会った友達と遊ぶことの楽しさです。 今回のイベントでは現地の高島の子どもと一緒に田植えをしました。初めのうちはやはり人見知りでぎこちない子どももいましたが、あれは田植えをするということのマジックでしょうか、田んぼに入ったとたんに彼らは一つになりました。全員で田んぼを苗で一杯にしました。お昼ご飯の後の大だるまさんが転んだ大会は壮絶でした。子どもと大人合わせて約40名ぐらいがルールなんて気にもとめず、ただみんなで遊ぶことに一生懸命になりました。全員がまぶしく輝いていました。 最後の3つ目は自然の中で遊ぶことの楽しさです。 実は当初、田植えというイベントに一抹の不安を感じていました。というのは田んぼにはかえるなどの小動物がたくさんいるからです。子ども達にとってそれらの動物がマイナスに作用しなければと考えていました。しかし、それらはいらぬ心配でした。子ども達は必死になってかえるやイモリなどを集め始めました。ビニール袋を手に入れてはその中を埋め尽くすまで集めました。それらは最後田んぼに返したのですが、その時の残念そうな顔には何かこちらが申し訳なく思うほどに寂しそうでした。 今回のイベントは連続イベントの第1弾でした。米作りを通して高島町の子どもと友達になってもらうのが一番の目的です。子ども達にはいろいろな可能性にチャレンジしてもらいます。友達づくりももその一つです。みんなで高島の子どもとバイバイをしたとき、子ども達の手の振り合いを見てこの企画に対する自信が沸きました。今後も9月までできるだけ高島に行きたいと思います。子ども達にもたくさん参加して欲しいと思います。そのために子ども達の元気に負けないくらいのパワーをつけたいと思います。 今回の企画にご協力いただいたみなさんに感謝するとともに、今後の企画に対するご協力もお願いしたいと思います。ありがとうございました。 (田植えだ!ワッショイ 実行総責任 田村 明敏 |