活動記録
輝け!夏キャンプ2001 実施報告

 「輝け!?」、私が最初に実行総責任の上田から、本キャンプの名前を聞いて、耳を疑った。「輝くってどういうことなんゃろ」、「しかも命令形とは…」。
 私の怪訝そうな表情を見て、上田は言葉を続けた。「今回のキャンプでは、子どもたちに『輝かしい想い出』をプレゼントしたい。想い出を輝かすための手助けをすること、これが今の僕らができることじゃない?」
 この上田の思い入れを始発点とし、スローガンに「風林火山 In 衣食住」「大人の視点、子どもの感覚で」の2つを掲げ、「輝け!夏キャンプ2001」は8月18日から20日にかけて、関西学院千刈キャンプで行われた。
 自然を体験するための「衣」「食」「住」「遊」にかかる様々な企画を通じ、「風」「林」「火」「山」のそれぞれと向き合い、自然発見の歓びをえる。そして、輝かしい想い出を子どもとリーダーと共に創っていくこと、それが常に目指された。
 基地づくり、森の衣装づくり、民族料理づくり、ファイヤーアート、泥んこ選手権など。44名の学生が用意した企画に57名の子どもたちが息を吹き込んでいき、輝かしい現実が、キャンプ場に実現した。
 しかし、思いがけぬ台風の到来により、最終日21日を残して、中断せざるを得なかったが、それは、自然の楽しさのみならず、自然のこわさ、しかもアイロニカルにも「風」のこわさを体感しながらの終了であった。
 「自然」と真摯に向き合う中で、私たちが提起した、「輝かしい想い出」創り、それは、今回のキャンプで終わることはなく、寧ろ始まったものである。
 今回のキャンプは、千刈キャンプの方を中心に、筆舌に尽くし難い、数多くの方々の支えがあって実施された。心から感謝したい。


輝け!夏キャンプ2001 実行副責任 川中 大輔