活動記録 |
去る11月11日(日)キャンパスプラザ京都にて、財団法人大学コンソーシアム京都・日米コミュニティエクスチェンジ(JUCEE)・BH主催で、公開フォーラム「教育におけるサービスラーニングの可能性―体験学習の現場から―」が行なわれました。フォーラムは講演とトークセッションの2部構成で、BHにフェローとして来ていただいていたSusan Straightさん(サービスラーニング教育センターサンタフェ本部代表)と興梠 寛さん(社会福祉法人世田谷ボランティア協会副理事長)を講師として招きました。講演は「学校教育におけるボランティア体験学習、サービスラーニングの意義と役割の考察」、トークセッションは「体験学習、サービスラーニングのこれからの可能性について、日米比較を軸に検討」というテーマで行いました。 アメリカでサービスラーニングプログラムを開発しているSusanさんやボランティア学習理論の先駆者である興梠さんから、サービスラーニングの理論的枠組みや実践例、実践方法などについて、今回伺うことができました。日本では「サービスラーニング」はまだ耳慣れない言葉ですが、知識偏重の教育に危機感を抱いている人たちの間では、体験を重視した教育が今大きな注目を集めています。「今の学生は自分で考える力がない」と私の大学の教授はしばしば嘆いていますが、生涯学習という考えが浸透していっている今、自ら学び考えていく力が特に必要とされていくように思います。サービスラーニングという新たな学びの方法論は、何かその手がかりになるものをもっているようです。 今回のフォーラムでは、お茶を飲みながらのフリートークの時間も設けられていました。とても和やかな雰囲気で、Susanさんや興梠さんと身近に交流ができ、参加者が教育についての質問をぶつけるといった場面も見られました。参加者は学生や教育関係者など様々でしたが、それぞれに「サービスラーニング」という新たな学びの方法論への理解が深まったのではないでしょうか。 (インターン生 森 麻衣子) |