TSU・NA・GI

●Andante 4

 夏のキャンプが終わり、事務所にも“ほっと”した空気が流れる秋、HEP事業部では「引継ぎ」が行なわれます。学生には4年間(+α?)という期限があり、学生主体で活動しているHEPにとっても、引継ぎは大きな問題です。
 この時期に引継ぎをする理由について。Hepper(HEPのメンバーをこう呼びます)それぞれが研修から今までを振り返る区切りの時期である事、もう一つはこれから3月までの半年で、伝えきれなかった事柄や思いを伝えていく事が出来るからということです。
 引継ぎの際、伝える側は「何を伝えれば良いのか」「誰にやってもらうのがよいだろうか」とさまざまなことを考えました。それは同時に自分がこれまでやってきた事や、思いを振り返る事でもありました。伝える側にとっても引継ぎは「振り返りの時」なのです。
 今回の引継ぎでは事務局長、会計が変わります。新しい事務局長、会計となったのは、いずれも1回生です。不安もあると思いますが、それでも引継ぐことを決めたメンバーはきっとHEPの活動に何か魅力を感じて引き受けてくれたのだと思っています。
 そこで最後に、私からHEPの魅力を一つ。それは縦のつながりがあるということです。必要があれば相談すればいいし、快く協力してくれるでしょう。こんなことも頭の片隅に置いてもらって、自分たちのやり方でがんばっていってくれたらなと思っています。

特定非営利活動法人ブレーンヒューマニティー
HEP事業部
日花 知子

TSU・NA・GI第3巻第4号(2001/12/1発行)より