TSU・NA・GI

●編集後記「ひとりごと」 14

 大学は試験真っ只中。当然、この時期はそのことで頭が一杯….になってないといけないのですが、中々そうもいきません。試験前になると、部屋が片付くというのは、よくある話だそうです。◆学生主体なので、この時期はさすがに事務局は学生が少なくなる筈なのですが、やはり(!?)相変わらずです。皮肉な話で、部屋のお掃除ではありませんが、試験前は仕事が非常にはかどるものなのです。◆また、この時期は春のキャンプの準備がスタートすることもあって、担当者は試験中であるにも関わらず、毎日PCと向き合っている風景が事務所では見られます。当然、試験をないがしろにしては、進級が危ぶまれるので、勉強も頑張ってもらわないといけませんし、実際頑張っているようです。◆<わたし>を大切にしながらも、<みんな>のことを優先する姿には、何か考えさせられます。「最近の若い者は…自分勝手/わがままだ」とよく言われますが、<私>と<公/共>という対立を抱きかかえ、超越する若者もいます。新たな時代は、滅<私>奉<公>ではない、<私>と<公/共>の「共生」モデルを模索しなければならいのでしょう。(かわなか)

「TSU・NA・GI」編集長 川中 大輔

TSU・NA・GI第2巻第10号(2001/2/25発行)より