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●ポレポレで行こう 4 ![]() 悩んだ末に至ったのは「私は人が失敗だと感じることをそう思わずにポジティブに考えてきた」という答えでした。確かに、直後は落ち込みますが、理由を考え前進しようと努力していた気がします。それで失敗を「汚点」ではなく「自分の糧」と理解していたのです。 折しも、科技庁長官の私的諮問機関が「失敗学」を提唱しました。「失敗は成功の母」を地で行こうというものだそうです。日本は昨今の警察のように失敗をマイナスとしか見ず、もみ消そうとする風潮があり、学校でも「間違ったらダメだ」というプレッシャーに緊張の毎日。でもそんなに失敗を恐れなくてもいいんじゃないかなって思います。失敗した方がいろんな知識と経験を得られると思うのです。それが今の「自分」という個性を作っていくパワーの源になるのではと思っています。 |
特定非営利活動法人ブレーンヒューマニティー HEP事業部副事務局長・HEP講師 志水麻衣子 TSU・NA・GI第2巻第3号(2000/6/20発行)より |