●編集後記「ひとりごと」 18 この夏、様々なイベントが当会では行われた。そして、様々な人々がそのイベントに従事した。事務局は焦燥感で溢れ返り、日々が慌ただしく過ぎ去っていった。◆9月に入り、事務局は本当に少しだか、静かになった。夏の慌ただしさは何を意味していたのだろうか、その慌ただしい中での汗と涙はいかなる意味を持っていたのだろうか、当会の事務局に不似合いな「静けさ」は、それらを省察することを勧めてくれているかのようである。「静寂」「静かな時」、それらの持つ力については、何度もこの場で触れてきた。そして、また私は実感させられている。◆私たちの活動は非常に多くの人々の支えの中で行われている。だから、イベントが成功したからといって、「私たちはすごい!」などと思う気は毛頭ない。しかし、私たちはイベントを形作る中で個々それぞれの「成長」があったのではないかと考えている。◆社会の「これから」を担う学生へ、成長できる機会と基盤を提供することが、当会のMission Statementには掲げられている。私のような未熟者はともかくとしても、この夏「いい汗」をかいた皆には、当会での活動を通じて、よき「学び」とよき「気づき」を得、様々な場で豊かに用いられる人間となって欲しい。◆成長、その言葉に含意されるものが何か、それぞれが「静かな時」を持ち、「振り返り」ながら考えてはどうだろうか。(かわなか) |
「TSU・NA・GI」編集長 川中 大輔 TSU・NA・GI第3巻第3号(2001/9/5発行)より |