●ポレポレで行こう 15 社会人になって4ヵ月、学生時代とは異なる「責任」の重みを感じつつも、楽しんで働いています。そこで今回はこの数ヶ月で感じたことをお話しましょう。それは「大学時代に体験したことの大切さ」です。 私は営業として既に数百社の企業に一人で訪問していますが、大学時代に行った旅行地、遊んだこと、さまざまなネットワークで出会った友人と話したこと、何気なく観た映画…と些細なことが担当者の方との話に花を咲かすきっかけになることもしばしば。また、自社のサービスを紹介して回るのですが、営業はこちらから「話す」のではなく相手のニーズを「聴く」ことが大事。これってHEPの大前提にしていたことなんですよね。不登校の子どもに対してだけでなく誰にも当てはまる基本だったのかも知れません。 学生時代に経験した事象は気づかないうちに自分の中に蓄積されています。学生の皆さんは好奇心と興味の赴くままにたくさんのことを経験し、しっかり遊んで「引出し」を充実させてほしいと思います。それは間違いなく社会に出て自分の武器になるはずです。 長い長い夏休み、たくさんのことを経験してくださいね。 |
特定非営利活動法人ブレーンヒューマニティー 元HEP事業部副事務局長・HEP講師 志水麻衣子 TSU・NA・GI第3巻第3号(2001/9/5発行)より |