TSU・NA・GI

●“relation”〜本会スタッフのリレーエッセイ〜 16

 「自分にとって向き・不向きなことを知る」
 「自分の限界がどこまでか知る」

 自分の中で2つの目標を掲げ参加した 飛びだせ!!春キャンプ´01。
 ぼくにとっては一生忘れられない、いや忘れてはいけないイベントとなった・・・

 2日目企画長、キャンプファイヤー責任者、カリスマダンサー、そしてHEPの活動。
 「イヤだったらそのとき断ればいい。自分で選んだ道にグチは言いたくない」
 このことを胸にがんばってきた。がつがつやっていたつもりだった。

 が、当日になって、できなかったことがたくさんあった。
 いろんな問題が出てきた。
 いろんな人に迷惑をかけた。

 「子どもはすごく楽しんでたよ」
 そう言われても信じられないほど自分に対して自己嫌悪に陥った。
 「自分にとって企画長はおろか、キャンプも向いていない」
 「同時に2つ以上やるのは自分の限界を超えている」
 「もうキャンプは参加しないでおこう」
 そう思ったときもあった。

 しかし・・・能島さんの話を思い出した。
 「どれだけ現実レベルで考えられるか」
 「失敗の後が大事」
 向いていない、これが自分の限界と言ってしまえばそれまでだが、それで終わってはいけないと思った。間違いなく事前にしておくべきことはあったはずだ。

 何ができていて何ができなかったのか。
 これからはっきりさせようと思うが、今回のキャンプで失敗の意義を改めて知った。何かをしたとき誰でも納得いかないこと、できなかったことは必ずある。
 だが、それで終わりではない。
 その失敗を必ずある「次の自分」にどうつなげていくか。

 失敗をおそれないでほしい。

 自分への自戒も込めて。
最後にリレーのたすきを辰巳に渡します。  

特定非営利活動法人ブレーンヒューマニティー
HEP事業部長
宮前 正裕

TSU・NA・GI第3巻第1号(2001/4/20発行)より