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●「のじまのつぶやき」 4 〜就職という通過儀礼〜 ![]() 「私はどんな仕事に向いているのでしょう」「私はどんな人ですか」いろんな質問を受ける。みんな、自分のことがわからなくて悩んでいるようだ。確かに、私も自分自身のことが一番わからない。ほかの人からどのように自分がみられているのか、とても気になったりする。でも、わからないながらも、自分と見つめ合う期間が必要なのかも知れない。 私も就職活動やこの会の立ち上げにあたり銀行を辞めるときにも、自分自身のことについて悩んだ。自分はいったい何者なのか。自分は何のために生きているのか。自分のミッションとは何なのか。まだ、はっきりとわからないところもある。ただ、ぼんやりと見えるものもある。だから、いま、この道を歩んでいる。 自分のことには、模範解答はない。あっているのか、どうかよくわからない。だからこそ、考えることに意味があるのかも知れない。モラトリアムの終わりに、自分探しの旅に出ることが、今の学生にとって、一つの通過儀礼(イニシエーション)となっている。 |
特定非営利活動法人ブレーンヒューマニティー代表 能 島 裕 介 TSU・NA・GI第4号(2000/3/20発行)より |